最近参加した研修から【前編】
重症心身障がい児の活動についての研修に参加してまいりました。
(以下、印象に残った内容)
・四肢麻痺で身体が拘縮している子ども達は呼吸ですら辛くなり、それを伝えることもできない。
・支援者側の決めつけでいつも同じ遊びになり活動の参加もできなくなっている。
・自分で寝返りがうてる子は良いけど、拘縮してる子は接地面が痛くなり褥瘡になっていくこともあり寝る体勢も考えなければならない。
・研修ではうつ伏せでリラックスしていただくのも効果的(呼吸がしやすい、身体を動かすことで痰が動く等)だがクッションなどで接地面を守らなければならない。
・マッサージを行うことで肺の活動が活発になり呼吸が楽になることがある。
・散歩は受動的に捉えがちだが、そうではなく動く景色、季節を感じる花や草の匂い、寒い暑い等の空気感、 飲食店を通り過ぎるときの匂い、車の通りすぎる音など自分から感じていく活動で支援側の発想を拡げて 提供していくことが大切である。
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この研修の有意義な事柄をピックアップして、らいとすぺーす内でも研修を行いました。
職員一人が床に仰向けに寝て、そこから見える景色、音、周りの状況、体と床が触れている感覚を伝えてもらうと…
◎頭の周りで歩くと頭に響いてうるさい
◎天井の景色が殆どで視野が狭くなり周りで何が起こっているのか把握しづらい
◎床に触れているところは、ずっとこの体勢ならしんどくなる
とのこと。
(…つづく)
(施設長 馬場)
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